環境庁、ダイオキシンの土壌基準1000ピコグラムに レラ・美容・美
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太りすぎ男性急増、若い女性は一段と細く 厚生省

2000/02/26 nikkei

 日本人の30代までの若い男性の肥満の割合が過去20年間で倍増した半面、女性では10-20代を中心にやせ気味の傾向が目立つことが25日、厚生省がまとめた1998年国民栄養調査で分かった。
男性で肥満が急増しているのは、欧米型の食生活への転換などが影響しているとみられる。
肥満は糖尿病など生活習慣病の危険因子とされているが、肥満男性の4割は体重を減らすことに無関心だったのに対し、
女性は実際より「太っている」と考えがちで、意識の違いも浮き彫りになった。  調査は98年11月、全国5000世帯、15歳以上の1万5000人を対象に実施。体重(キログラム)を身長(メートル)の2乗で割ったBMIと呼ばれる国際的な指標に従い、数値が25以上の「肥満」と18.5未満の「やせ」を分類した。

● 遺伝子治療。再発の白血病に。筑波大計画

2000/02/15 nikkei

筑波大学付属病院は15日、白血病に関する遺伝子治療計画をまとめたと発表した。
骨髄移植後に再発する白血病が対象で、副作用を抑える効果を狙っている。
学内の審査委員会で安全性など評価、国の承認も得たうえで1.2年後に実地したい考えだ。白血病は年間1万人に一人の割合で発症し、患者の1〜2割は骨移植後も再発に悩まされている。計画はこうした再発患者が対象で、骨髄提供者からリンパ球を取り出し、これに特定の薬を反応して”自爆”する遺伝子を組み込んで患者に投与する。
通常のリンパ球は白血病細胞だけでなく正常細胞も攻撃するため、副作用が避けられない。今回の治療では、副作用が生じ始めたときに薬剤を投与して自爆遺伝子を働かせ、リンパ球を死滅させる計画。副作用を避けながら多量のリンパ球を投与できるうえ、治療効果が見こまれる。すでにイタリア、フランス、米国などでも同様の治療が始まっているという。

高齢者のインフルエンザ予防接種、一部公費負担 厚生省

2000/02/10 nikkei

公衆衛生審議会(久道茂会長)は9日、現在は任意で実施しているインフルエンザの予防接種を、65歳以上の高齢者については国が接種を勧める「勧奨接種」に改め、費用の一部を公費で負担する予防接種法の改正を了承し、丹羽雄哉厚相に答申した。  
これを受けて厚生省は、同法の改正案を今国会に提出、来年4月の施行を目指す。対象となる高齢者は約2000万人とみられる。
改正案の要綱によると、インフルエンザを新たに予防接種法に基づく勧奨接種の対象に加え、現在は希望者の全額自己負担となっている接種費用の一部を市町村の公費で負担する。副作用で健康被害が発生した場合も法的救済の対象となり、医療費や障害年金などが給付される。

乳幼児用の塩化ビニル製おもちゃから「環境ホルモン」検出日本消費者連盟

2000/02/09 asahi

 乳幼児用の塩化ビニル製おもちゃから、生殖機能を阻害する恐れなどがあるとされる
「内分泌かく乱化学物質」(環境ホルモン)の疑いのある「フタル酸エステル」などが検出されたことが9日、日本消費者連盟などでつくる市民団体の調べで明らかになった。
「リカちゃん」や「ウルトラマンティガ」なども含まれている。
今回検出された含有量や溶出量の健康への影響は不明だが、各メーカーはこれを受け、軟らかくするために使っている可塑剤などを代替物質に切り替える方針を決めた。
 調査は、日本消費者連盟などでつくる「環境ホルモン全国市民団体テーブル」が昨年12月、財)日本食品分析センターに依頼。
 調査対象は、「リカちゃん」(タカラ)、「ウルトラマンティガ」(バンダイ)、「ハローキティボール」(エンゼルボール)、「動物みずてっぽう」(ローヤル)、動物人形の「なかよしフレンズ」(セガトイズ)、起きあがり人形の「K・Oパンチアンパン」(アガツマ)。
 調査の結果、「ビスフェノールA」は、「ウルトラマンティガ」「ハローキティボール」「なかよしフレンズ」などから検出された。「動物みずてっぽう」からは検出されなかった。また、「フタル酸エステル(フタル酸ジイソノニル)」は、「ハローキティボール」「動物みずてっぽう」「なかよしフレンズ」「リカちゃん」などから検出された。「K・Oパンチアンパン」からは検出されなかった。  
各メーカーは、自社商品から「環境ホルモン」が検出されたという調査結果を認めたうえで、「これまでのものも基本的には安全」としながらも、「より安全なものを求める必要がある」とし、可塑剤などを代替物質に切り替えることを決めた。

アルツハイマーの発症抑える酵素発見・理研

2000/02/01 nikkei

 理化学研究所の脳科学総合研究センターはアルツハイマー病の原因とされる物質を分解する酵素を発見した。
ネズミを使った実験で確かめたもので、アルツハイマー病が発症するのはこの酵素が働かなくなるためとみている。人間でも同様ならば、老人性痴ほうの症状が出る前の早期診断や治療に道が開ける。  研究成果は1日発行の米医学誌「ネイチャー・メディシン」2月号に発表した。
アルツハイマー病は老化に伴って脳に「ベータアミロイド」というたんぱく質が蓄積するのが原因とされている。
研究チームは「中性エンドペプチダーゼ」という酵素が、ネズミの脳の中でこの物質を分解していることを突きとめた。
ベーターアミロイドは本来必要なたんぱく質だが、正常な脳の中ではすぐに分解される。

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